VRを見ていると目は良くなる?悪くなる?視力回復の噂と疑問を解説!

VR豆知識

VRゲームや映像を見ていて目が良くなった!という噂があるのをご存知でしょうか。
Oculus Quest 2は魅力的なゲームや迫力の動画を楽しめるので、もしも楽しみながら視力回復が出来たら最高ですよね。
本当にVRで視力回復が叶うのか?噂と疑問を解説していきます!

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VRで目が良くなったという噂

今から3年前にTwitterであるツイートが投稿され話題になりました。
それがこのツイート▼▼▼

なんとVRをしていて悪かった視力が回復したと言うのです。
0.3の視力が1.0まで回復したと言うのだから驚きですよね…。

ご本人によると1日5時間程VRChatをプレイしていたようです。

本当にVRで目が良くなるのか?

視力検査をする女性

可能性としてのお話になりますが、まずはVRの見え方の仕組みからお話していきましょう。

VRは左右のレンズでそれぞれ違う映像を見せ、それを私達の脳が1つの映像として処理し立体的な映像になることを可能としています。

これ、一時期流行った裸眼立体視と同じ事なんです。
目を良くするマジカルアイという本も発売されていましたね。

裸眼立体視には2パターンの方法があります。

1つは平行法。並べた2つの画像の真ん中を遠くを見るように眺めていると段々と左右の画像が目の前で1つに重なって、平面だった画像が立体的に浮かび上がって見えます。
Oculus Quest 2の映像の見え方はいわばこの平行法で作られていますね。

もう1つは交差法。これは平行法と同じように並べた2つの画像を「寄り目」のような形で見る事で2つの画像を重ねて立体的に見えるようにする方法です。

いずれの方法も「視力が回復する」と一世を風靡しました。

VRもこの平行法で立体的に見えているならば、原理的に言えば視力が回復してもおかしくはありません。
よく昔から遠くの山の緑を見ていると目が良くなる、という噂がささやかれていますがVRもバーチャル世界とは言え立体的な遠くを見ています。
遠くを見ると物の見え方の距離を司る目の毛様体筋が緩み、結果的に視力が向上するという原理にも当てはまります。

ただ、VRの映像はマジカルアイのように静止画を立体的に見せるのではなく、緻密な計算でそれぞれ左右で違う映像を作り出しています。
マジカルアイで見る静止画と全く同じように視力回復の効果が得られるという根拠はありません。

元々の視力が悪い原因にもよる

目疲れのある男性

視力が悪い、と一口に言っても仮性近視なのかそうでないのかという事もあります。

仮性近視とは目の緊張が持続していると起こる視力低下で、いわゆる目疲れです。
現代人はスマホやパソコンなどデジタル機器に多く触れているので、同じ画面を長時間に渡って見続けている事が多いです。
特に毎日デスクワークなんかでPCとにらめっこしている方は慢性的な目疲れがありますよね。

この場合には目のピントが近くに合いすぎているので遠くを見つめる事で毛様体筋が緩み、結果的に疲れ目の改善に繋がるので目が良くなった!と感じるかもしれません。

とはいえこれも個人差がありますし、VRでプレイするゲームや視聴映像によっては視力回復どころか更に目疲れを悪化させてしまう可能性もあります。

また、元々の視力が0.1など極端に低下している人は、そもそもVRヘッドセットを被った時に映像自体が見え辛いので、視力が向上する事はあまり無いと思います。

日常も常時メガネをかけて過ごしている人であれば、VRゴーグルもメガネをかけてプレイするでしょうしね。

何にせよ、自分の視力低下の原因がどこにあるのか?をまず突き止めないとVRで視力回復が望める可能性があるのかどうか?も分かりません。

本気で視力を回復させたいと思うのであればVRに頼るのではなく、きちんと眼科医の診察を受けるべきでしょう。

VRで視力回復に関する研究も発表されている?

テクノロジーの開発や映像制作を行う中国・北京の研究機関アドバンスド・イノベーションセンターの見解発表によると、HTC社のViveやオキュラス社のOculus Riftのように仮想距離が適切に設計されたVRヘッドセットを装着することで、10代の子どもの視力の回復に効果があるのではないかとされています。

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Oculus公式では13歳以下のVR機器の使用は控えるように発表されていますが、この研究によれば少なくとも子どもの視力回復に一定の効果があったという事ですね。

ただこれが大人の場合でも同じなのかどうか?という点に関してはまだまだ研究が進んでおらず、現段階ではやはり「目が良くなったらいいな」くらいの希望を持つ程度に留まっていると言えます。

VRで逆に目が悪くなる事はあるのか?

ぼんやりした景色

VRの噂として目が良くなるのかどうか?というテーマでお話してきましたが、では逆にVRを体験し続ける事で逆に視力が落ちて目が悪くなるという事は有り得るのでしょうか?

今までの常識であれば目は悪くなる

スマホをいじる女性

小さい頃テレビ画面に近付いて映像を見たり、ゲームをやっていると「画面から離れないと目が悪くなるよ!」と周りの人に言われた経験はありませんか?

これが今までの常識で、そして事実です。

スマホ画面を長時間見続けていても視力は落ちていきますよね。

現代人はスマホなどのデバイスの普及により以前より近い焦点距離で物を見るようになりました。

近い焦点距離で物を見ていると遠くを見た時にピントが合わなくなります。

これが「近くは見えるけど遠くが見えない」という近視の症状です。

この条件にOculus Quest 2を当てはめると目の前に映像が広がっているのでやっぱりスマホと同じ様に近くを見ている。

だからやり続ければ視力は落ちる。

…と、普通は思いますよね?

しかし実はVR映像は「近くに映っているけど遠くを見ている状態」なんです。

つまり、視力が上がるかどうかはまだ不明だが少なくとも下がらない

という事になります。

近くなのに遠くってどういう意味?

近くにいるのにアプリで会話する男性達

トレンディドラマのすれ違う二人みたいなフレーズですね(笑)

先ほども言いましたが、VR映像の見え方は左右でそれぞれ微妙に違います。

左右それぞれ微妙に違う映像は実は最初から少し歪んでいるのですが、それを2枚の歪んだレンズを通す事で360度の立体的な映像の投射を可能としています。

そして私達はその左右別々の映像を見て脳で結合する事によって、現実と同じような立体感をバーチャル空間で再現しているわけです。

分かりやすく例えるとテレビを直接見るのではなく、テレビの前に表面がデコボコした歪んだアクリル板があって更にそれをレンズが歪んだ双眼鏡で視聴しているような感覚ですね。

直接映像を見ているというよりかはいくつかのクッションを挟んでいるので、実際の焦点距離は遠くなっています。

これが「近くに映っているけど遠くを見ている」というシステムのカラクリです。

遠くを見ている状態である以上、近視になって遠くを見る視力が落ちるという事がありません。

ですからむしろスマホや携帯ゲーム機なんかの方が映像を直接近くで見ているのでよっぽど視力低下のリスクが高いと言えます。

ただし過信は禁物!

バツマークをかざす男性

VRで目が悪くならないからと言って、それを過信して延々とプレイし続けるのは禁物です。

長時間のプレイにより、目の筋肉が疲労して眼精疲労となり頭痛になる事もありますし目を酷使しすぎた事によるドライアイや、VR酔いのリスクも高まります。

ドライアイや眼精疲労は目薬やホットアイマスクなどで対処出来ますが、立派な一つの症状なのでご注意ください。

視力回復の為に無理をしないこと!

普段から近視の人であれば特に遠くが見えづらいので、目を良くしたい!と思うのは至極当然です。

しかし上記の事からも、今だVRで目が良くなるのかどうか?という点は研究データが不足している為に無理してプレイしたからといって確実な視力向上に繋がるとは限りません。

視力回復の為に大切な事は、VRに頼り過ぎずに眼科専門医師に相談する事。

そして目が疲れたな、というサインに気付いて適切に休憩を取る事。

休憩を適度に入れる事で、VR酔いの予防にもなるので一石二鳥です。

視力が下がらないという事が分かっただけでも良しとして、遠くを見る視力が少しでも上がってたらいいな~という感覚でVRを楽しみましょう!

まとめ

・VRで目が良くなるかどうかはデータが足りないので今は確実性は無い
・VR映像の仕組み的に言えば視力が下がる事はないが過信は禁物!
・視力を上げたいばかりに無理をしてはいけない。大切なのは適度な休憩。
VRで目が良くなったという実例もありますが誰でも必ず視力が回復・向上するわけではありません。
VRヘッドセットは医療機器では無いので、視力回復・向上を過度に期待するのはやめましょう。
大切なのはこまめな休憩を挟みながら、楽しくVR世界を味わう事です。
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