VRで気持ち悪い?それVR酔いかも!?原因と対策を紹介!

VR豆知識

VRゲームをプレイしていて一番ネックになるのがプレイ途中で気持ち悪くなってしまう問題。
これは一般的にはVR酔いと呼ばれていてOculus Quest 2プレイヤーにとっても頭を悩ませる重大な問題と言えます。
この記事ではVR酔いの基礎から原因、と対策や対処方法まですあらゆる要素を網羅しながらあなたにVR酔いとの付き合い方を教えていきます!

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VR酔いとは一体何なのか?

VR酔いをする男性のイラスト

そもそもVR酔いとは一体何なのでしょうか?

VR酔いとは、VRゲームなど3Dビューで激しく画面が動いたりした時に生じる吐き気や頭痛などを起こした状態の事を指します。

皆さんももしかしたら車に乗って気持ち悪くなってしまった経験があるかと思います。
または船にのって船酔いになってしまって海上で大惨事になってしまった経験もあるかもしれません。

VR酔いもこれらの症状とほとんど同じで、数年前からゲームや映像のグラフィックが綺麗になってくるにつれて急速に現代人を悩ませる問題となりました。

VR酔いには専門的な病名がきちんとついています。

それが「動揺病」と呼ばれる名前です。

動揺病とは - コトバンク
内科学 第10版 - 動揺病の用語解説 - 定義・概念 動揺病は,車,船や遊園地のジェットコースターなどに乗ることによって生じる乗り物酔いのほか,ヴァーチャルリアリティや無重力状態で生じる宇宙酔いなどでも認められる.動揺病では,しだいに悪心,冷汗,顔面蒼白,嘔吐などの...

〇〇病なんていう仰々しい名前がついているととても不安になってしまいますが、動揺病自体は名称としてそうなっているだけで要は「ジェットコースターで酔った時の状態」みたいな事です。

VR酔いの重症度別の症状

VR酔いの重症度を私の実体験を元に、表にしてみました。

もしも自分が感じた事のある症状があれば、そこの重症度を見てみましょう。

レベル2以降であれば、その時にはヘッドセットを外して休憩すべきです!

症状/レベル レベル1 異変 レベル2 軽症 レベル3 重症
頭痛 頭が重い・目の奥が痛い 頭がズキズキ 頭が割れそう
吐き気 なんか気持ち悪い? 吐くかも… トイレで吐いた
胃のむかつき 胃が重い気がする 胃がムカつく 起きていられない
倦怠感 ちょっと疲れたな… ちょっと横になりたい 倒れ込むように横になる
発汗 部屋暑くない? 全身が汗ばんでいる 冷や汗がドバドバ
生あくび たまに 1分に1回は出る 連続で出続ける

レベル3までになると非常に危険です。
VR酔いを我慢したまま無理やりプレイを続ける事はやめましょう。

VR酔いに弱い人の場合、1週間も頭痛が残ってしまう人もいるようです。

体の不調を感じたらすぐに休憩を取るようにしましょう!

VR酔いの原因となるのは?

頭痛に苦しんでいる男性

身体と脳の感覚の不一致

VR酔いを起こす原因として考えられているのが、「身体と脳の感覚の不一致」が原因と考えられています。

例えばソードオブガルガンチュアをプレイしていて、後ろ方向に振り向こうとして体で振り向くのではなくコントローラーの視点移動で振り向いたとします。

この時、「体は正面を向いたまま」なのに対し「視界だけが後ろを向いた」という事になります。

脳はここで自分の認識と実際の身体の動きが食い違っている事に大きく混乱してしまい、パニックになります。

この時に生じるのがVR酔いと考えられています。

原因という事であれば視点移動だけに限りません。
スティックを動かすと滑る様に自分が移動するゲームなんかは実際に足が動いていないのに視界が動いている…なんで?と脳が混乱し、VR酔いを引き起こします。

私がレビューした中だとVR Chatアフェクテッド 恐怖の館がこの移動方法に該当します。

酔いやすい人の特徴

VR酔いにもなりやすい人とそうでない人の特徴があります。

その差は三半規管の強さとも言われていますが、どうやらその他にも特徴があるようです。

では、特にVR酔いしやすい人の特徴を見ていきましょう。

VR酔いしやすい人の特徴

・女性(一般には男性よりも女性の方がなりやすいとされている)
・12~15歳までが最もなりやすいとされている。(以降は年をとるごとに酔いにくくなるとされている)
・スポーツが苦手(三半規管が鍛えられていないからか?)
・社交的でない、あるいは積極的でない人(根拠は不明)

このように平衡感覚を司る三半規管の強さが要因とは一概には言い難い事が分かります。

ある一定の基準の元にきっぱりと分かれているわけでは無いのでやはり個人差による所は大きいと思いますが、上記の条件に当てはまる人はやはりVR酔いしやすいのではないでしょうか。
ちなみに私はVR酔いしやすいタイプですが、男性ですしスポーツが苦手です。
社交性や積極性はどちらかと言えばあるとは思います。
バスにも酔いませんし、船酔いもした事がありませんが胃が弱いです(笑)
とまぁこんな状態でもVR酔いにはすこぶる弱いのでご自身がVR酔いしやすいかどうかは上の情報だけでは判断せず、ある程度は個人差だと思って参考程度にしてみてください。

酔いにくい人でも要注意!

さて、私の実体験も踏まえてあらかじめ注意喚起させていただくと…

今まで乗り物酔いなんてなった事ないから大丈夫!

と思っている人でもVR酔いは注意してください!

VR酔いは車酔いや船酔いと同じく「動揺病」の一種である事は間違いありませんが、厳密に言えば少し違う特徴があります。

車も船も実際に自分以外の環境が動いているからこそ引き起こされる症状ですが、VR酔いはそもそも「視覚」と「脳」のズレから生じる症状です。

つまり、一般的な乗り物酔いとは縁が無かった人でもVR酔いであればなってもおかしくないという事です。

加えて酔いやすい人は気分が悪い、などの症状が出る事で「自分が酔った」という自覚を持つこと が出来ますが酔いにくい人はそもそも「酔った時の症状」が分からないので気分の悪さに気が付かないままプレイを続けてしまいがちです。

普通にプレイしていて気分が悪くなってきたなぁ…と少しでも感じたら中断して休むようにしましょう!

VRに慣れると酔いも軽減?

VR酔いもプレイを重ねる内に段々慣れてくる!という風説があります。

確かにVR酔いの原理(脳と体の認識のズレ)から考えれば、続けていく内に脳がVRの見え方を学習して次第に環境に慣れてきて酔いにくくなっていく可能性もあります。

ただ、これは私自身VR酔いしやすい体質でプレイしていて思うのですが…

私は平日は仕事もあって3~4日に1回くらいのペースでOculus Quest 2を被っています。
ソードオブガルガンチュアなどの「VR酔いしにくい設定」のゲームであっても30分程で酔ってしまうレベルなのですが…今の所この頻度では「慣れてきたなぁ」という感覚は全くありません。

恐らく慣らしていく為には短時間でも毎日プレイしていなければいけないと思います。

VR酔いを防ぐ6つの対策方法

VR酔いを防ぐ為には普段から気を付けられる事がいくつかあります。
どれも決して確実ではありませんが、ここで学んでおきましょう!

① 疲れていたり、寝不足の時にゲームをしない

眠そうな女性

疲れていたり寝不足の時は、そもそも脳も体全体もうまく機能できません。

そんな時に動きの激しいゲームをしていれば、脳は更に疲労を感じて混乱してしまい場合によっては普段よりも強いVR酔いを引き起こす可能性があります。

「今日は疲れてるなぁ…」と感じた日はなるべくプレイは避けましょう。

もしもVRゲームをプレイしたい場合は視点が動かずVR酔いしにくいBeat Saberなどのゲームを楽しみましょう!

② お酒を飲んだらゲームは控える

お酒に×マークを出している女性

これはもう厳禁というか、私的には禁止させていただきたいくらいです。

例え少量の飲酒であっても血流がよくなり血管が拡張するので、激しい動きのあるVRゲームによって頭痛を引き起こす可能性もあります。

そうなってしまえばVR酔いの他の症状も加速的に出てくるので、お酒を飲んだ時はVRゲームや動画視聴は避けましょう。

③ 視界の動きが激しいゲームは避ける

Oculusストアのゲーム詳細ページには、「このゲームの視界の動きはどの程度か?」というのを分かりやすく表記してくれている欄があります。

公式販売ページに赤い丸

視界の動きが少ないか、強いか…この指標を見て購入するといいかもしれません。

酔いやすい人は視界の動きが少ないゲームを。

強い酔いは感じない人は視界の動きがやや強いゲームを。

酔いにくい人は視界の動きが激しいゲームを。

公式ページの視界の動き詳細

しかしこの辺りの酔う、酔わないも個人差がありますのであらかじめYoutubeなどでゲームの実況動画などを見ておいて酔いそうかどうか?を検討しておくといいでしょう。

④ 長時間のプレイは避けて適度に休憩を取る

窓際で休憩している男性

ゲーム機が世の中に登場してからずっと口をすっぱくして言われている事ですね(笑)

さすがに「1日1時間まで!」なんて事はありませんが、1時間のプレイ後には数分以上の休憩を取る様にしましょう。

ちょうど本体のバッテリー残量も半分くらいになっていると思うので充電がてら目を閉じたり遠くを見たり、少しリフレッシュしてください。

適度に休憩を入れる事でVR酔いの寸前で脳と体をリセットしましょう。

もちろん休憩の長さにも個人差がありますので、出来る限りゆったりと出来れば30分程度は休憩時間を入れると効果的と思われます。

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⑤ IPD(瞳孔間距離)をピッタリ合わせる

VR酔いの原因の一つに「視界のピントが合っていない」という事も大きく関わってきます。

Oculus Quest 2本体のIPD(瞳孔間距離)をしっかりと自分の目を合わせておきましょう。

Oculus Quest 2のIPDは3段階の調節しか出来ませんが、この3段階で人口の98%はカバーできるとの事なので自分に合う距離がほとんどの場合は見つかると思います。

⑥ 三半規管を普段から鍛えておく

VR酔いは「脳」と「身体」のズレが原因で起こります。
つまり平衡感覚を司る「三半規管」が弱いとそれだけ酔いやすくなると考えられています。

三半規管のイラスト

つまり三半規管を鍛える事が出来ればVR酔いも軽減される可能性があります。

幼い頃からスポーツをしてきた人は激しく体を動かしてきた経験があるので三半規管が鍛えられている…という事も考えられるため、やはりスポーツが苦手な人は酔いやすいかもしれません。

では、三半規管の鍛え方を見ていきましょう!

⑥-Ⅰ 三半規管の鍛え方

力こぶを自慢している男性

・目をつぶってその場で回る(回転イスに座ったまま回ってもいい)

・逆立ちをする

・座ったまま前転・後転をする

・目を開けたり閉じたりしながら後ろむきに歩く

・トランポリンで視界と身体の動きを自覚しながら回転してみる

逆立ちや前転などは目を開けていても閉じていても問題ありません。

結局の所、目が回りそうな運動が三半規管を鍛える方法です。

前転なんて小学校でマットの上でやったのが最後!という人もいると思いますが、ほとんどの人がそういう状態のまま数年以上を過ごしています。

相当な時間が経っているのでいきなりハードなトレーニングを始めると間違いなく目が回ってめまいを起こしてしまうので、少しずつ実践していきましょう。

重ねて言いますが無理してはいけません。

無理をすると体を痛めたり、目が回って吐き気を催したりという事になりかねませんので慎重に行いましょう。

VR酔いを治す方法7選!

色々と対策をとってもやはりVR酔いしてしまう事は当然あることでしょう。
ここではVR酔いになってしまった時の為に、素早く治す事が出来る方法を紹介します。

※100%すぐにピタリと治る事を保証するものではありません。

① 寝る or 横になる

眠っている女性

もしもVR酔いになってしまった時の現時点での究極の治す方法がコレ。

寝る、という事です。

特に頭痛や吐き気、胃がムカムカする…という重めの症状が出ている時には効果てきめんです。

そんなにすぐには眠れない!と心配になるかもしれませんが、VR酔い中は体自体の倦怠感もあって例え昼間でも吸い込まれるように眠る事が出来てしまいます。

1時間も眠ってしまえばかなり回復するはずなので、究極に不調を感じたら寝てしまうのが正解です。

ただ横になるという選択肢もありですが、その場合も目は閉じましょう。
とにかく脳と目を休ませる事が重要になります。
とはいえ多分目を閉じているとそのまま眠ってしまうと思います(笑)

横になる時は自分が一番楽だと感じる姿勢がいいですが、体の左側を下にして眠る事で多くの人は楽に呼吸が出来るので試してみてください。

② 氷を舐める

グラスに入った氷

これは実際に車酔いの時にも有効な手ですが、ただ氷を舐めるだけで楽になる可能性があります。

理由は、VR酔いの時というのは人間は交感神経(興奮している時の神経)が優位になっているので氷の様な冷たい刺激を与えることで副交感神経(落ち着いている時の神経)を優位にさせる効果があるので脳の興奮状態を収められる効果があるのです。

これも勿論個人差はありますし、気持ち悪い時にはあまり口に物を入れたいとは思わないと思いますがVR酔いの際はぜひお試しください。

私は自宅であまり氷を作らないのでVR酔いになってしまった時にはアイスクリームを食べます。

これもやはり冷たい刺激なので、なんとなく落ち着く気はしますね。

本当は氷のような極端に冷たい刺激がいいのですが、冷やした飲み物などでも効果があるかもしれません。

③ 梅干しを食べる

梅干しの写真

氷は冷たい刺激を与えて副交感神経を優位にする為に食べましたが、梅干しはちょっと違います。

梅干しを食べて唾液を多く分泌する事で三半規管の働きを正常に戻すためです。

これは車酔いなどの乗り物酔いにも有効ですが、VR酔いもやはり三半規管が関係している事からも有効な対処法であると言えます。

私も座っていられないほどのひどいVR酔いの時に梅干しを食べて唾液を多く出したら胃のムカムカが大分すっきりと収まりました。

④ 遠くを見る

遠くを見ている男性

VRヘッドセット内はどうしても近い景色を見ている状態になるので見続けていればそれだけ目の疲労が蓄積していきます。

VR内で遠くの景色を見ても効果があるのかもしれませんが、VR酔いをしてしまった時はヘッドセットを外して外に出るなどして出来るだけ遠くの景色を見てみましょう。

遠くの景色を見る事で近くを見る事に使っていた目の筋肉を緩め、遠くを見る時の筋肉を使う事が出来るのでVR酔いが軽減される可能性があります。

⑤ 新鮮な空気を吸う

深呼吸している女性

外に出た場合は遠くの景色を見るついでに外の新鮮な空気を吸ってみましょう。

大きく深呼吸を数回ゆっくりと行う事で副交感神経を優位にする事が出来るので、氷を舐めた時のような効果を得る事が出来ます。

例えばホラーゲームなど緊張感の強いゲームをしていると人間は呼吸が浅くなるのでそれも体の不調の原因となります。

新鮮な空気の中で大きく深呼吸をする事はVR酔いを治すのにも良い効果が得られるでしょう。

⑥ 酔いのツボを押す

VR酔いを感じた時に有効な体のツボがあります。
不調かな?と思った時にツボを押しておくと効果があるようです。

私の場合は押す位置がまずいのかあまり効果が無かったですが、覚えておくといいかもしれません。

内関

内関のツボを示す写真

手首の付け根のシワから人差し指、中指、薬指の3本を当てた下の辺りにあるツボです。
親指でグーッと10秒程度押してから放す、を数回繰り返しましょう。
主に消化器系の症状に効果があると言われています。

外関

外関のツボを示す画像

手の甲側の手首のしわから同じように指3本分をならべた下の辺りにあるツボです。
こちらも同じように10秒程度押してから放す、を数回繰り返します。
外関は自律神経を整えたり頭痛を軽減したり…という効果があると言われています。

どちらのツボも乗り物酔いに効果があるとされているツボなのでVR酔いを感じたら積極的に押してみるといいでしょう。

⑦ アロマの匂いを嗅ぐ

アロマオイルの画像

車酔いの場合、原因の一つとなるのが「車内特有の匂い」ともされています。

VR酔いの場合は室内でプレイしているのでそれが当てはまるのかは分かりませんが、同じ「動揺病」の分類なので試してみる価値はあります。

アロマの匂いには自律神経を調整する効果もありますからね。

人間の嗅覚は脳に深く直結しているので、優しい良い匂いを嗅ぐ事でリラックスする事が出来ます。

リラックスできれば副交感神経が優位になっているのでVR酔いの軽減にも役立ちますね。

ちなみに私もルームフレグランススプレーを使用しており、VR酔いになった時は横になるベッドの近くに吹きかけてから寝るようにしています(笑)
そのまま寝てしまうので効果はともかく、リラックスは出来ていると思います。

まとめ

VR酔いはどんな人もなってしまう可能性がある厄介な症状です。
日頃からVR酔いに出来るだけならないように対策をしておきましょう!

また、VRゲームプレイ中に頭痛や吐き気など体の不調を感じたらすぐに中断して休憩を挟むようにしましょう。
もしもVR酔いになってしまったら上で紹介した7つの方法を試してみて体調をリセットしてみましょう。

VR酔いは慣れもあるといいますが、人間はそんなに早く慣れられる生き物ではありません。
酔いやすい人は少しずつ脳と体をVRに慣らしていき、酔いにくい人も他人事ではないという自覚を持って日頃から注意しておきましょう!

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